作家 浅田次郎氏(ASADA JIRO)

 

本名、岩戸 康次郎。1951年12月、東京に生まれる。1991年、『とられてたまるか!』でデビュー。1995年、『地下鉄に乗って』で吉川英治文学新人賞を受賞。1997年、『鉄道員』で直木賞を受賞して、日本の文壇での地位をゆるぎないものとし、文学創作のトップに上り詰める。

自衛隊に入隊したり、アパレル業界で働いたりなど、さまざまな職業を経験。競馬で生活していたこともある。人生経験が豊かで、細やかで鋭い洞察力を持つ。作品の題材は広範にわたり、作風も多様。人の世の移り変わりや人間の複雑さを描くのを得意とし、自称「小説の大衆食堂」。多くの作品が漫画化されたり、舞台や映画になったりしている。ここ10年で最も人気があり、注目されている作家であり、「平成の泣かせ屋」の異名をとる。現代の日本で類まれなる天分を持った小説家の一人。

中国文学からも大きな影響を受けていて、司馬遷を崇拝する。『蒼穹の昴』『珍妃の井戸』『中原の虹』など、清末の宮廷闘争を描いた中国の歴史小説も多く、井上靖に続く日本の中国歴史作家である。日本ペンクラブ専務理事、日本文藝家協会理事。

 

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