上海万博:寧夏館、辺境のオアシス都市の魅力  
 

 

山、河、砂漠など寧夏のさまざまな地理的特徴をひとつのラインで表現し、シンプルな白色を基調とするパビリオンに緑色の馬蹄型のアーチ門が映える。光によって形づくられた黄河には大きな水車が設けられ、来場者を館内へと導く。

千年の伝奇を展示 

寧夏館のテーマは「天賦の寧夏、融合の都市」。西北部の黄河沿いに位置する寧夏は、滔々と流れる黄河によって潤され、古来より「辺境の江南」と称されてきた。そこで寧夏館は、黄河の水を「魂」とし、黄河沿岸都市の発展を「骨格」とし、経済・科学技術・文化を「血肉」として、都市の発展と人々の生活の変化を展示する。

古人類の遺跡、石窟芸術、ペルシャ銀壺、金メッキの銅牛などが、四方を囲む映像装置によって映し出され、寧夏の千年の伝奇を生き生きと紹介する。VIPルームやビデオホールでは、回族の家にいるかのように、盖碗(ふたと茶托つきの茶碗)でお茶を飲み、揚げ菓子をつまみながら、特色のある歌や踊りを観賞することができる。 

また、遊牧民族の文化と農耕民族の文化、黄河文化と移民文化の融合といった、寧夏ならではの開放的かつ多様な文化が展示される。

来場者の笑顔が刻まれる 

都市の発展理念の展示では、辺境のオアシス都市の奇特な景観、雄大な賀蘭山、調和のとれた回族の里、豊かに実る農作物などを知ることができる。ウォータースクリーンを使ったインタラクティブゲームもあり、黄河の水を砂漠や都市、生活の各方面に流れ込ませることによって、砂漠が緑に変わり、都市が美しく変貌する。 

未来ゾーンでは、大型のスクリーンが便利で繁栄した黄河沿岸都市の将来図を映し出す。そして瞬時に映像を取り込む技術によって、来場者の笑顔が永遠に寧夏館に刻まれる。

9月25日~29日に開催される「寧夏ウィーク」では、回族の特色と地域の特色を結びつけて創作した歌や踊りのショーの披露や、回族の文化芸術及び服飾を展示するパレードが行われる。

 

「チャイナネット」 2010年2月10日

 

 
 
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