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第一線の代表・委員が国政を討議 ■教育の均衡的発展を 「義務教育は普及した。大学の学生募集数も増えた。だが良質な教育資源は依然不足している」----。全国政協委員の蘇蓉・成都大学教授は「教育の均衡的発展を真に実現し、都市と農村の境界を打破し、有名校の良質な教育資源の下部への流動を総合的に誘導し、有名校を『チェーン店』とし、全ての子どもたちが家の近くで同様に良質な教育を受けられるようにしなければならない」と指摘する。 ■感謝の念をもって庶民に対応 「経済成長の最終的目的は庶民の生活改善だ」----。張古江代表(河北省承徳市)は「政府は常に感謝の念をもって庶民に対応し、民生改善と社会事業の発展を内需拡大と経済構造調整の重点とし、低所得層を中心に都市部と農村部の住民の所得水準の引き上げに力を入れなければならない」と強調する。 ■総合的な病気予防システムを構築 「治療中心から予防中心への転換は、その国の国民健康の資質向上を示す重要な目安だ」----。全国政協委員の李文志・ハルビン医科大学附属第二病院麻酔科主任は「私たちは、国民全体の疾病予防水準の向上に、なお力を入れなければならない。そうして初めて、国民の身体や生活の質を高めることができる」と指摘する。 ■財政難を解決 「各レベルの地方政府は民生事業への拠出を日増しに重視するようになっているが、一部の困難な県・市は財政難を抱えている」----。全人代代表の葉昌保・湖北省洪湖市洪林村党支部書記は、貧困県が地方財政のみに頼るのは非現実的であり、上級政府からの財政補助の増加が必要だと主張する。 「わが国の現在の養老施設整備は深刻な予算不足で、単一のサービスモデルしかなく、高齢化社会のニーズを満たせずにいる。国は多元的な社会養老サービスモデルを積極的に探求すべきだ」。 ----全人代代表で陝西西安中旅国際旅行社フランス語ガイドの何暁紅氏
「人民網日本語版」2010年3月11日
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