救助の三大困難 青海地震

 

公安部の武和平・報道官は国務院新聞弁公室が18日午前に行った記者発表の席上、地震対策救助業務の最大の困難は劣悪な自然条件であると語った。玉樹チベット族自治州では現在までに、警察143人のうち58人が負傷、うち8人は重傷を負っている。

武報道官によると、地震対策災害救助が直面する第一の困難は劣悪な自然条件だ。玉樹チベット族自治州は海抜4千メートル以上の青蔵高原にあり、酸素が薄く、昼夜の温度差が大きく、夜間の気温は0℃以下となり、高山病を患いやすい。被災現場に到着した消防特別勤務隊員は、懸命に救助活動を展開する一方、自身の肉体的極限と闘わなければならない。

第二の困難は物資の輸送。陸路の距離は遙か遠く、航空輸送にも限りがある。省都・西寧市から玉樹チベット族自治州までは国道214号線で800キロメートル以上、途中、巴顔喀拉山(バヤン・ハル山脈)など複数の高い峠を越える必要があり、大風が吹き荒れ、通行能力にも限りがあり、片道約20時間のため、災害救助任務により高いレベルが求められる。

第三の困難は被災者救助の難度の高さだ。現地で倒壊した家屋の多くは木造・土壁構造であり、ほとんどが倒壊、崩れ落ち、倒壊後の空間は極めて限られている。また家屋倒壊により大量の粉じんが生き埋めになった人々の呼吸器系統に入っており、これに夜間の寒さが加わり、救助を待つ住民の生命に著しい脅威を与えている。

 

「人民網日本語版」 2010年4月19日

 

 

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