天津 渤海湾の窓口  
 

天津は直轄市であり、中国が最初に対外開放実施した沿海都市のひとつである。活力がみなぎりる海浜都市である。

「天津」という名称がもっとも早く使用されたのは、明代永楽年間の初年である。 天津は近代中国の北方にある開放した前衛都市である。天津から発足した軍事近代化および鉄道、電話、郵政、採鉱、など全国に先駆けて開始された。天津は 当時、中国で第二の大きい商工業都市と北方最大の金融商業貿易センターとなった。

新中国成立後、天津は中央の直轄都市として、経済建設と社会事業の全面的発展を見た。浜海新区が国家の発展戦略に組み込まれるまで、北京天津インターシティ高速鉄道の開通からエア・バスA320の大型航空機の組立まで......エコロジーシティ都市の建設の調和は、日に日にはっきりと現れ、その独特な魅力と風采を常に示している。

天津パビリオンの建築外観は、天津に典型的な小型の洋風建築に基づいた設計となっている。中国と西洋の文化が融合した天津の特徴が体現されている。パビリオンの内部は動と静が結合したスタイルを採用し、観衆に現代天津の巨大な変化と浜海新区のエコロジーと調和した発展を積極的に模索する姿勢を完璧に表現している。とくに、高速鉄道の車内設計と小さな球体を並べた演出は、観衆にまったく新しい感覚を与える。パビリオンは五部構成となっている。 

天津の歴史文化と経済社会発展の総合的な情況を主として展示している。重点は、天津市としての機能、天津の歴史的有名人・商業・観光などがある。中でも中国で初めて発行された大きな龍の郵便切手は天津パビリオンの最大の宝物である。

北京天津インターシティ高速鉄道は中国初の高速鉄道である。最高速度350キロに達する高速列車は、首都北京との間をわずか30分で往来している。観衆は運転シュミレーターの中で高速列車に乗った心地よい感覚を体験でき、また、天津の急速な発展の物語を超特大スクリーンで鑑賞することができる。

近年来、天津は、高級化、高品質化、ハイテクという新機軸の理念を以って、絶えず産業構造の高度化を促進している。小さな球体を並べた展示は天津の高性能産業の関連産品の模型であり、人体の健康の相互的な影響を示す装置とならんで、このホールの二大スポットとなっている。 天津はすでに現代的なエコロジーと調和した全面的都市建設の新段階に入っている。それぞれに特色のあるエコロジー環境は念入りに育成されており、湿地と湖水は重点的な保護を受けている。中国とシンガポールによる新たなエコロジー都市は、循環経済のモデル・プロジェクトとしてこのホールの主要な内容となっている。

来場者はここで記念写真をとることができ、また記念品を受け取ることができる。

万博会場の都市最優秀実践区のB3-1にある展示館は天津市華明モデル小さな町パビリオンである。観光客は、社会主義の新しい農村建設の成果を味わうことができ、「同じ土地、同じではない生活」の展示テーマと「4万人の農民とある町の夢」に感銘を受けることであろう。また、世界の87の都市の106件の申請プロジェクトの中で飛びぬけたものであった。それは、また、万博会場の都市最優秀実践区における唯一、農村をテーマとした展示の実例でもある。

 

人民中国インターネット版 2010年5月13日

 

 
 
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