太平洋連合館の3つの見どころ 太平洋から上海にやって来たボート  
 

 

土地の風情に満ちた手工芸品

パビリオン内ではいくつかのブースを見れば、ここの展示品はいかなるハイテク理念も強調していないことをすぐに発見できる。その展示は、主に南太平洋の島国における優しさとあふれ出る風土・人情である。展示品は主に現地の特産品と手工芸品で、ブースの上の液晶モニターで流されるのは島国の風土・人情を描いた写真とショート・フィルムである。特別に用意された物語やプロットはなく、スターが応援に登場することもない。画面自体が数多く、一度には見きれないのである。一点の混じりけもない青い空、水晶のように青く透き通った海水、きらびやかな色彩の衣服に身を包み歌い踊る現地の人々、あるいは彼らのシンプルな大笑いだけでも十分に心を打つのである。

パビリオン内に展示された手工芸品は、草で編まれたものか木版画が主であり、どれも南太平洋の島国の濃厚な風情が焼き付けられている。しかし、つぶさに味わうと、各島国の工芸品がどれも独特の風格を持っていることを発見するはずである。

草で編んだうちわはブース内に現れるもっとも多い展示品である。ツバルのブースに展示されたうちわは、主に2種類の風格を持つ。ひとつは本来の色と彩色された草が入り混じって編まれ独特の図案を持つもの、もうひとつはさらにきらびやかで美しく、中間に彩色した草を用いて編まれきらびやかな円形の図案を持ち、周囲には彩色された羽毛をぐるっと縫い合わせている。こうしたうちわであおいだ風は、きっと太平洋のにおいをもたらすに違いない。

トンガ王国が展示しているうちわは可愛いハート型をしており、ハートの上にはトンガ風の花の図案が施されており、周囲には藤つるを縫い合わせてある。

サモアのブースは地元の人が「ファレ」と呼ぶ草葺きの小屋 パプア・ニューギア・ブースの外には木彫りのワニが 

フィジーのブース上にも彼らの特色あるうちわが展示されているが、彼らのうちわはさらなる小ささ精巧さを追究している、同時に五角形をしており、いくつかのうちわで1つの図案を構成する構造となっている。うちわのデザインは彼ら民族独特の図案や様式のはずで、彼らが展示する民族衣装の模様や色彩とよく似ている。

原木に彫刻し作った工芸品はもうひとつの重要な展示品である。これら木彫は現地土着のデザインで、奇異な形の顔の上にさらにカラフルな模様が描かれている。小さなものはお面から、大きなものは高さが人間の半分ほどもある人形まであり、みな来場者に驚きと喜びを与えてくれるだろう。島国の住民たちは精巧な彫刻に彼らの生活を反映させてもいる。漁のためのボート、やす、彼らと共生共存する動物などはみなかれらの彫刻の対象である。ほら見て、パプア・ニューギニアのブースには一匹のワニがはっているよ!

香りの濃い南太平洋のコーヒー

パプア・ニューギニアのブースには現地から運ばれた、現地の包装のままのコーヒー豆が陳列されている。太平洋地区は世界三大コーヒー栽培地域の1つであり、その中でどの地区も自ら独特の景観と気候を持ち、これらはみなその地のコーヒーの栽培と風味に影響を与えている。パプア・ニューギニアのコーヒーは太平洋地区で産する一種独特で精緻なコーヒーである。彼らのコーヒーは水洗法で加工され、風味が濃厚で、純度が高く、フルーティな香りがある。また、刺激がありかぐわしい豊かな口あたりを持つ。

太平洋連合館内には商品販売センターが設置されていて、専門に火山岩有機コーヒーも提供している。「精選された太平洋島国の純天然、汚染ゼロの火山岩コーヒーをその場で挽いて淹れます」というふれこみで、独特で濃厚な味をしている。もし館内で歩き疲れたら、異国の味わいのするコーヒーを1杯飲んで、海洋の息吹に満ちた館内でちょっと小休憩をするのもいいだろう。本当に南太平洋に身を置いている感覚になれるはずだ。

すべてのブースには各国から来た数人のスタッフがいて、来場者を迎えてくれる。みな褐色の肌をし、各国の民族衣装を着ているが、心のこもった純朴な笑顔をしており、さらに何人かはとても流暢な中国普通話(共通語)を話す。太平洋の島国は人と自然の調和のとれた共存を保っていると同時に、発展の機会も求め、独特で豊富な観光資源の開発しようとしており、まさにクック諸島のブースに書かれているように「クック諸島で友情、調和のとれた団結とチャンスを探し、味気ない生活を変えよう」である。

 

人民中国インターネット版 2010年6月7日

 

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