上海自動車工業(集団)総公司が自主開発したコンセプトカー「葉子」(葉っぱ)が上汽GM自動車館にお目見えした。その名のとおり、車の屋根にあたる部分は大きな葉状の装置になっていて、太陽エネルギーを電気エネルギーに転換でき、植物と同じ仕組みだ。オート追跡システムも搭載されていて、ソーラーパネルが太陽光の差す方向に向かい、最大のエネルギーを採取する。同時に、「葉子」独特の二酸化炭素吸収の理念を実現している。それは空気中の二酸化炭素を運動エネルギーに転化することができるだけではなく、さらに排出された高濃度の二酸化炭素を、レーザー発生器を通して電気エネルギーに転化し、車内照明に使用、あるいは車内空調の冷凍剤として利用することができる。温室効果ガスの「負の排出」の、まったく新しい自動車である。
人民中国インターネット版 2010年6月18日
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