街頭の彫塑における北京の印象 |
王小辮児は、絶技をもった卓越した民間芸人であり、当時の天橋では、「中幡」を使う技で名前が北京中にとどろいていた。「中幡」は古代の儀式などに用いられた道具の一つであり、のちに民間の花会(往時開かれた物資交流会)の演目となり、人々に人気があった。 王小辮児は、驚異的な腕力があり、演技のなかで、重い「中幡」を手に、時には肩に、ときには頭のてっぺんに、またときには下あごで支えた。百斤以上もの重い「中幡」を体の前後で回転させながら歩く彼の姿に、当時、見守った群衆からは嵐のような拍手が沸いた。
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