岡田紘幸=文・写真
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子ども会議メンバーたち(写真提供=愛・地球子どもクラブ) | 夏がやって来た。今年は世界的に異常気象のようで、中国の北京でも七月上旬に連日の最高気温四〇度超えが話題になった。私は初めて海外で過ごす夏のため比較はできないが、上海は例年通り暑い様子。愛知万博の夏も暑かったことを思い出す。
この夏、上海万博には私のふるさと・愛知から多数の人が来場する。七月三十一日から日本館イベントステージで行われる「愛知県ウィーク」、八月六日からの「名古屋市ウィーク」、そして七月二十四日から約四週間にわたりAゾーンを中心に行われる「愛知から上海へ百人の日本人ボランティア体験」などのためだ。
その中でも、愛知県ウィークに参加する、中国風に言うなら「90後(一九九〇年代生まれ)」の中高生たちに注目したい。前回は園児たちの活躍を紹介したが、今回は中高生たちだ。
八月五日、日本館イベントステージで開催される第六回「地球子ども会議2010 in China――上海宣言」。これは、愛知県を中心にした中高生十七人と南京育成外国語学校の生徒十二人で、日中合同の『平和への提言』を発表するというもの。発表テーマは、「世界中の子どもたちが幸せになるために」。
主催はNPO法人「愛・地球子どもクラブ」。二〇〇四年から活動をスタートさせ、愛知万博の瀬戸会場で行われた「地球子ども会議2005」の成功を経て〇六年に「愛・地球子どもクラブ」を結成、活動を続けている。
過去五回の「地球子ども会議」では、開催の半年ほど前から東海地区の中高生を対象にチラシやインターネットなどで参加者を募集。週末を使い何度も研修を重ねて、いま世界で起きている現実を見つめた上で、青少年はどんな世界を目指し、何をすべきかを真剣に議論。そして、ホールを借りてその結果を発表してきた。
今回は地元の愛知大学現代中国学部の大学生五人が、通訳担当として同行してくれることになった。そのうちのひとりは、「発表までに、子どもたちの考えがまとまるか不安。でも、合宿では夜遅くまで課題に取り組み、真面目にがんばる姿が印象的」と、当日の発表に期待を寄せる。
八月二日に中国入り。三日と四日は南京市で共同提言を作成し、発表会を開催する。翌五日は万博会場で合同発表を二回行う。会議の実行委員長・横井敏夫さんは「今回は初めてとなる外国での開催のためか、国を意識しながら、みんな一生懸命やっている。交流が日中間に今なお残るぎくしゃく感を変えるきっかけになれば」と意気込む。私も当日は足を運び、未来へ羽ばたく子どもたちの姿を見て、パワーをもらうつもりだ。
語学の進捗状況。引き続き単語を地道に覚えている。生活には慣れても、まだまだ仕事以外の時間が取れず、語学学校に通う時間も確保しにくいため、新たな試みを行ってみた。
「万博期間に語学の相互学習をしませんか」
上海で発行されている週刊の日本語フリーペーパーに、無料広告を掲載してもらったのだ。反応があるまで初恋のようにドキドキしたが、掲載後の一週間で十人ほどの中国人男女からメールで連絡をもらった。そして、数人の方と取材の合間などに会い、勉強させてもらっている。中国語だけでなく、中国の若者の価値観も学べるから、本当に感謝だ。万博が終わるまでに語学の成果を上げなければ、と決意を新たにしている。
先日、名古屋で「愛知から上海へ百人の日本人ボランティア体験」に参加する日本人ボランティアの一行の壮行会が行われたという。事務局長の今尾さんと何度かやり取りをしたが、「夏の水分対策はしっかりしたい」と準備に余念がない様子。初めての大舞台だけに不安は尽きないようだが、準備を精一杯やって、堂々と挑んでほしい。ふるさと大活躍の夏は目の前だ。(つづく)
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