上海万博開幕から3カ月以上が経ち、万博ブームは台湾でも拡大の一途をむかえている。夏休みのレジャーラッシュ到来に伴い、上海を訪れる台湾観光客数は大幅に増加している。
5月の万博開幕以来、台湾メディアは一貫して、万博の盛況ぶりを絶え間なく伝えている。台湾紙「中国時報」は上海万博開幕の3日前から万博コーナーを設け、万博観光ガイド、万博に出展した台湾企業などを紹介している。「聯合報」も連日専用コーナーに台湾観光客の万博入場の感想、旅行記などを掲載している。
上海万博開幕から3カ月間で、上海を訪れた台湾市民は延べ28万人に達し、そのうち9割以上が万博観光をメインとする。「聯合報」によると、台湾の旅行代理店数十社が万博観光を販売中で、上海、あるいは上海・蘇州・杭州の各ツアーをアピールしており、売上状況は良好という。
また「工商時報」の報道では、夏休みの到来に伴い、「青少年万博サマーキャンプ」などのイベントが続々と開催されている。子どもと共に万博観光を楽しむ台湾家庭は徐々に増加傾向にあり、上海万博は台湾観光客来訪の新たなブームをむかえている。現在のペースが続けば、年内に上海を訪れる台湾観光客は延べ200万人に達する可能性がある。
「人民網日本語版」2010年8月11日 |