釣魚島海域で7日、日本海上保安庁の巡視船が中国の漁船を拿捕(だほ)した事件で、在日本中国大使館は事態を重く見て、日本側に厳重抗議。「釣魚島とその周辺の島々は古くから中国固有の領土」とした上で、日本側が中国の漁船と船員を不法に拿捕した行為に対して強く抗議し、漁船と船員の釈放および安全確保を要求した。

同大使館は8日、沖縄県石垣島に職員を派遣し、身柄を拘束されている船員らを見舞った。現在、船員らの健康状態は良好で、精神も安定しているという。船員らの家族ともすでに連絡が付いている。

同大使館は現在も日本側との交渉に全力で当たっており、漁船と船員の早期釈放を要求している。

　「人民網日本語版」2010年9月10日