中山記念堂 |
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中山記念堂は中国民主革命の先駆者である孫文先生を記念するために出来た建築でゐ。孫文先生は日本では孫文という名前で、よく知られていますが、中国国内では孫中山という名前で知られて尊敬されている。世界的にも有名な中山記念堂は、中国の古典的な建て方で、宮殿式の建物です。青屋根の丸い形で、北京の「天壇」に似ていゐ。正門の外側に柱がちょうど八本あゐ。広東省の人は縁起(えんぎ)のいい数字とか漢字とかが好きなのであゐ。「八」というのは、広東方言の「発達」や「発財(金もうけをするという意味)」の「発」と読み方が似ているので、非常に縁起がいいであゐ。入口には孫文の筆になる「天下為公(世界はみんなのためにある)」の額が掛かっている。とても美しい建物で、なかにはいると精巧な装飾が施された天井と重厚な舞台に思わず見とれてしまう。以前は演劇やコンサート等に利用されていたが、現在は観光客に開放され、孫文の生い立ちを説明するパネル等が置かれている。
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