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陳氏書院

陳氏書院は陳家祠とも呼ばれ、広州市の中山七路にあり、清朝光緒20年(1894)に広東の陳姓の人たちの寄付によって建てられた合族宗祠である。正方形をなしに15000平方メートルの敷地のうえ、主要建築の面積は6400へいほうメートルで「広きこと五棟にわたり、奥深きこと三つもの中庭を擁するほど」と言われる大小併せて19もの建物からなる 中庭式建物群となっている。各々の建物は庭によって隔てられ、回廊によって繋がれている。これらの建物は規模の大きさや高さ、また優雅な庭とともに、まさに我が国の古代建築の伝統的風格と南方の建築特色を兼ね備えた建築物だと言える。

陳氏書院は広東の民間建築の装飾芸術の集大成であり、建築装飾は木彫り、にが彫り、石彫り、陶塑像、石灰塑像、絵画、銅鋳や鉄鋳などの工芸品を巧みに使っている。これらはすべて精緻な技術と、様々な題材によって作られ、生き生きとした印象を人々に与えている。その題材の中には、「竹林の七賢」、「梁山義の誓い」、「彦星と織り姫」などの歴史上の物語や民間の伝説、また「五福捧寿」「三羊啓泰」「丹鳳朝陽」などの吉祥を象徴している珍獣や花草の図案更には「羊城八景」「漁歌晩唱」などの嶺南地方の風物や、バイナツブル?ライチ----?スタ----フルーツなど嶺南地方の果実を象ったものがある。1959年に郭沫若先生が訪れた際、次のような詩を詠んでいる「天工人可代、人工天不如、果然造世界、勝読十年書」(天の作ったものは人が代わることができ、人が作ったものは天も敵うことがでいない、なるほど世界を作り上げるというのは、十年もの学業にも優っていることよ)

陳氏書院は広東に現存する建物のうちでも、規模が大きく、よく保存され、精巧な装飾が集められた伝統的また芸術的な建物であり、中国国務院より全国重要文化財の指定をいけた広州における重要な観光地の一つとなている。非常に 高い芸術的価値があり、現在、院内は「広東民間工芸博物館」としても使用されて、陶器、玉器、端渓硯、南方刺繍など、南方を代表する美術工芸品が数多く展示されている。

 

 

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