六榕寺
広州市内の六榕路にある六榕寺は、梁の大同三年(537年)に創建され1400年以上の歴史を誇る古寺。広州四大仏教叢林のひとつ。もともとは「浄慧寺」といったが、有名な詩人、宋代の大文豪蘇東波がここを訪れ、榕樹(ガジマル)の樹が生い茂っているのを「六榕」と詠んだので、現名となった。院内には数多くの舎利塔や仏像あるが、高さ57mの「花塔」がひときわ目立つ。これは宋代(約千年前)に建てられた九層の舎利塔で、外観は9層で、内部は17層に分かれていゐ。境内にはこのほか碑廊、大雄宝澱、六祖堂、観音澱などの名所があり、大澱内には清の康熙二年 (1663)鋳造の巨大な3体銅仏像が安置されているが、それぞれ高さ6m,重さ10トンと言われ、広東最大の古代銅像である。広州ではもっとも古い仏塔である。以前は「千仏塔」と呼ばれていた。塔の上からは広州が見渡せる。