広州アジア競技大会の開幕式が終了すると同時にネットではこんな書き込みが登場した。「開幕式で3人の指導者があいさつした時、全国の人たちは指導者の後ろに立っていた幸運な女性を知ることになった。ラッキーだったのは、開幕式の生中継で3人の指導者が登場した時間が彼女の出番だったことだ。約20分のあいだ微笑み続け、両手は上品に下腹におき、筋がけいれんするかのようだった。ほんとにご苦労なことだ」
開幕式終了後に一躍注目を浴びた黒いスーツ姿のこのコンパニオンは呉怡さんといい、広東外国語外国貿易大学の1年生。「あいさつする指導者しか映らず、まさか自分が映っているとは知らなかった」と呉怡さんが言うように、彼女の微笑はテレビに映るためにわざわざしていたのではなく、コンパニオンとして専門的なトレーニングを受けた結果だという。
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呉怡さんは双子で、南方医学大学に通う妹の呉悦さんも、この競技大会のボランティアをしている。2人はアジアオリンピック評議会が主催するトレーニングを受けたあと、聖火リレーなどの式典のアシスタントに選ばれた。 |
「中国国際放送局 日本語部」より 2010年11月7日
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