『国連気候変動枠組み条約』のクリスティアーナ・フィゲレス事務局長は10日ドイツで、「カンクン会議は人類の気候変動対応における重要な一歩であり、交渉に参加する関係各方面が互いに妥協すれば、カンクン会議の成功は期待できるだろう」と語りました。
フィゲレス事務局長は10日の記者会見で、「当面の情況から見ると、カンクン会議で、発展途上国の気候変動対応への支援提供や技術の譲渡、森林の保護、気候変動対応における長期的な資金提供を図る新しい基金の設立など、一連の協定が結ばれる可能性がある」と語ったあと、それぞれの願いを見直し、利益を求めると同時に、寄与することも忘れぬよう関係各方面に呼びかけました。
なお、2010年国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP16)は今月29日から12月10日まで、メキシコのカンクンで開かれます。
中国国際放送局日本語部より 2010年11月11日
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