国連気候変動カンクン会議は3日目に入り、日本は「京都議定書」の延長に公に反対した唯一の国として、カンクン会議で中国を含む多くの国からの非難を受けています。
中国代表団の黄恵康副団長は1日、「『国連気候変動枠組条約』と『京都議定書』は長い間にわたる気候交渉を経て達した合意である。もし、一部の国がやり直しを要求すれば、それは時流に逆行する行為だ。また、『議定書』は日本で調印されたものであることから、日本はこれをより厳格に遵守するべきだ」と述べました。
気候交渉で最も核心的な排出削減目標問題をめぐってカンクン会議は29日に開催されて以来、発展途上国は依然としてこれまでの立場、つまり「条約」と「議定書」という二つのメカニズムの実施を堅持し、先進国は率先して排出削減を定量化させる必要があると主張しているのです。
しかし、カンクン会議が開始後、日本の代表は「日本は京都議定書の延長(第2約束期間の設定)をいかなる場合でも認めない」と発言しており、これを受けて、一部の環境保護組織の代表は「これは会議の建設的雰囲気をぶち壊す破壊発言だ」と非難しました
中国国際放送局日本語部より 2010年12月2日
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