中国の最高国家権力機関である全国人民代表大会の年度会議――第十一期全人代第4回会議が5日午前、北京で開幕しました。
会議は全国人民代表大会常務委員会の呉邦国委員長が主催し、温家宝首相が国務院を代表して、会議に参加した3000人近くの全人代代表に政府活動報告を行ないました。
今年は中国の第12次5カ年規画(2011~2015年 以下「十二・五」と略す)実施の最初の年であり、この2万字あまりの政府報告は、これまで5年の中国の国民経済と社会発展の成果と経験を総括した上で、向う5年の主要な目標と任務を打ち出すと同時に、今年の諸活動を配置しています。
なお、14日午前の閉会までに会議では3000人近くの代表が政府活動報告と全国人民代表大会常務委員会の活動報告を審議するほか、「十二・五」の要綱草案や最高人民法院(日本の最高裁に当る)と最高人民検察院(日本の最高検に当る)の活動報告、及び年度計画に関する報告や予算報告を審査します。
「中国国際放送局日本語部」より 2011年3月5日
|