インド記者が隣国関係に関心

李肇星スポークスマンに質問するロイターの記者

第11期全国人民代表大会第4回会議についての記者会見が、3月4日午前11時に人民大会堂で行われた。李肇星全国人民代表大会スポークスマンが、議事日程と会議内容に関して記者の質問に答えた。

海外の記者は中国の国防予算に関心を示し、最初に質問したロイターの記者からこの問題を取り上げた。李スポークスマンは質問に対する答えの中で、2011年の国防予算は増えてはいるが、主なものは軍事訓練費と人材育成費の相応の増加であり、士官や兵士の生活に密接にかかわる経費の保障レベルの相応の引き上げなどであると述べた。また、中国は平和的発展の道を歩み続けており、いかなる国家にとっても脅威とはなりえないとし、中国の国防費は透明であり、いわゆる隠し軍事予算の問題は存在しないと述べた。

インドの記者は、中国の国防予算増加が隣国にさらに大きな圧力とならないか質問した。これについて李スポークスマンは、国防予算は増加してはいるが、国防予算のGDPに占める割合は世界でもかなり低いものだと指摘した。また、中国は隣国との友好関係を非常に重視しており、「隣と善をなし、隣を伴とする」外交方針を堅持しており、周辺国家とともに平和安定、平等と相互信頼に尽力し、周辺国家と協力してウイン・ウインの地域環境を築いていくと語った。また、近年、中国はアジアの国々との関係を深く発展させ、上層部の往来もさかんで、政治的相互信頼も強まっている。経済利益も日増しに融合し、文化交流も拡大しており、アジアの平和的発展のためともに貢献していると述べている。(于文=文・写真)

 

人民中国インターネット版 2011年3月5日

 

 
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