「第12次五カ年規画」の主要目標(2)都市の新規就業者4500万人 |
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温総理の政府活動報告を聴取している全人代の代表たち。 |
第11期全国人民代表大会第4回会議が5日午前9時、人民大会堂で開幕し、国務院の温家宝総理による政府活動報告の聴取、第12次五カ年規画(2011~2015年 以下「十二・五」と略す)綱要草案、年度計画報告・予算報告の審査が行われた。
温総理は報告の中で、「十二・五」の主要目標について以下のように述べた。
人々の生活を全面的に改善する。雇用増加を経済社会発展の優先目標とし、5年間で都市部の新規就業者が4500万人に達することを目指す。住民所得の増加と経済発展、労働報酬の増加と労働生産率の向上を同時に推し進め、住民所得が国民所得配分に占める割合を少しずつ高め、労働報酬が第1次分配に占める割合を高め、合理的な所得分配構造を形成する。都市住民の一人あたり可処分所得と農村住民の一人あたり純収入の年平均成長率がそれぞれ7%以上に達することを目指す。貧困扶助の基準を高め、貧困人口を減少させる。社会保障制度の整備を加速し、保障水準を高め、都市・農村を全面的にカバーする基本年金、基本医療保障制度を実現する。都市・農村の3つの基本医療保険の加入率を高め、安定させ、政策の範囲内の医療保険金支払水準を70%以上に引き上げ、都市における保障性住宅のカバー率を20%前後に引き上げる。基本的国策である計画出産を堅持し、平均寿命を1歳引き上げる。
「人民網日本語版」2011年3月5日