「石炭資源はやがて掘り尽くしてしまうだろう」全人代代表の張作理寧夏回族自治区石嘴山市長はメディアの取材に答えてこう述べた。「座して死を待つくらいなら、現在の優位を生かして、持続不可能な資源と持続可能な産業を交換し、地域経済の持続可能な発展を求める」
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取材を受ける張作理・代表 |
石嘴山市は人口およそ80万人、かつてから「塞上煤城」(辺境の石炭都市)と呼ばれ、豊富な石炭資源と良好な工業条件を有する。張代表は、現在東部地区の産業が中西部に向けて移転を開始しており、国家の新しい西部大開発政策の優位性もあるなか、石嘴山市は汚染のない、付加価値の高い東部地区の企業進出を受け入れる準備が整っていると考えている。同市は、「寧夏沿黄(黄河流域)経済区」の発展のけん引役となるべく努めていくという。
現在、石嘴山市はすでに山東省淄博(しはく)市と協力し、共同で工業パーク建設プロジェクトをスタートさせており、計画の総投資額は170億元になるという。ほかに、浙江省の青年自動車グループが昨年10月から同市への投資プロジェクトを開始しており、総投資額は200億元を上回る。
張代表は「東部地区からの、さらに多くの産業移転を期待している」と話している。
人民中国インターネット版 2011年3月6日
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