第11期全国人民代表大会第4回会議は7日午前、北京・人民大会堂の3階にある「金色ホール」で記者会見を開き、中国外交部の楊潔篪部長が中国の外交政策や外国との関係について記者の質問に答えた。
『中国日報』の質問に答えた際、楊潔篪部長が次のように述べた。
記者:楊部長は世界の国と国の関係、とりわけ中国と欧米諸国、そして周辺諸国との協力関係、競争関係についてどのように見ているか。
楊潔篪部長:正直に言えば、国と国の経済貿易関係は、協力的な一面もあるが、競争的な一面もある。私はまず開放的、寛容的な態度でその競争に向き合うようにしている。各国が競争において自国の優位性を発揮し、自国の潜在力と活力を見いだすことにより、共に発展することを望んでいる。
われわれは公平性を土台として、競争が展開されることを望んでおり、経済・貿易の政治化やダブルスタンダード、差別的な待遇には反対である。
われわれはウィン・ウィンを目的として良好な競争を展開し、自国の利益を得ると同時に、相手国の利益も尊重することを主張している。相手国の立場になって考えることが必要であり、自国のことばかりを考え、他国に損害を与えてはならないし、対立を招いたりしてはならない。
競争はバランスが大切である。歴史的、現実的要因により競争で不利な立場にある発展途上国に対しては競争力や持続可能な発展の能力が向上するよう支援していかなければらない。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年3月7日
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