楊部長:今後5-10年の外交は立体的思考が必要

 

第11期全国人民代表大会第4回会議の記者会見が7日午前10時、人民大会堂3階ホールで行われ、外交部の楊潔篪部長が外交政策と対外関係の問題について記者の質問に答えた。

外交部の楊潔篪部長は今後5年から10年の中国外交を展望し、全体的な目標は小康社会(ややゆとりある社会)の全面的建設という壮大な目標の実現に向け国際関係や周辺国との関係を築くことだが、平和が永続し、共に繁栄する、調和の取れた世界を築くためにもより大きな貢献していかなければならないと述べた。

その具体策として、第12次5カ年規画(2011~2015年)の実施と経済成長パターンの転換をあげ、立体的思考、立体的操作を通じて、首脳外交をはじめとする、国家間や地域間、各分野における外交の相互促進のほか、2カ国間・多国間の協力、政治・経済・文化の交流といった有力な外交枠組みを形成していく必要があると指摘した。

楊部長はまた、国内外の大局を同時に見据え、平和的発展と科学的発展の相互関係を正確に把握し、互恵・ウィンウィンの開放戦略を貫くことで、平和的発展の道が開かれると語った。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」より 2011年3月7日

 

 
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