今年の「両会」(全国人民代表大会と全国政治協商会議)において、省エネ・新エネルギー車産業計画に関する具体的な発表時期が明らかとなった。工業情報化部の苗圩部長は取材に対し、「省エネ・新エネルギー車の産業計画はすでに国務院に提出した。国務院の承認を経て今年上半期中には発表される」と述べた。
昨年以降、省エネと新エネルギー車が業界の注目を集めている。新エネルギー車発展計画に関する発表はこれまでずっと行われてこなかった。
2010年10月18日に発表された「戦略的新興産業の育成と発展に関する国務院の決定」の中で、新エネルギー車が正式に7大戦略的新興産業に指定された。
省エネ・新エネルギー車計画に関わった専門家は「発表が遅れたのは、計画が自動車産業だけでなく、複数の部・委員会に及んだことで、統一する時間が必要になったためだ」と述べた。省エネ・新エネルギー車産業計画は綱領的な性格をもつ文書であり、省エネ・新エネルギー車の発展構想、発展目標、主要任務、産業分布、政策措置などが明確に記されている。また、専門家によると、政府は引き続き関連の補助制度を実施し、新エネルギー車と関連のある都市インフラの整備を強化し、コア技術および部品の開発を支援していくという。
また、上述の専門家は次のように述べた。「最終的に提出された省エネ・新エネルギー車計画は、依然提出された草案とあまり大差はないが、大きな違いといえば、2015年における中国の新エネルギー車の普及台数を50万台から100万台に引き上げたことだろう。省エネ・新エネルギー自動車計画発表後、政府は補助、認証、標準、市場参入などについての関連細則を発表していく」
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年3月8日 |