中国外交部の楊潔篪部長は7日午前、第11期全人代・第4回会議の記者会見で、中国の対外政策や対外関係について質問に答えた。
中国中央電視台(CCTV)記者:国際構造に現在、深く複雑な変化が生じ続けている。合理的国際秩序、国際構造についてどのように考えているのか。
楊部長:現在、国際構造と国際秩序には確かに深く複雑な変化が生じ続けている。私は注目すべき積極的な流れが3つあると考えている。第1に、世界のパワーバランスが均衡へと向かっていること。新興経済国の急成長は、平和的発展に有利な方向へと国際構造を促している。第2に、世界経済のガバナンス構造の改革が深まり、国際機関における途上国の影響力や発言権が高まっていること。第3に、国際社会の協力共栄への意欲が高まっていることだ。
多国間主義は人々の心にさらに深く浸透してきている。私はこの3つの流れは、より公正で合理的な方向への国際構造の発展にとってプラスだと考えている。もちろんこれは長期的かつ複雑な過程だ。
「人民網日本語版」より 2011年3月9日
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