経済学者、厲以寧委員、「十二・五」はインフレ抑制と経済成長の難題に直面と語る

経済学者、厲以寧委員を取材する弊社の記者(右から2人目)

経済学者、厲以寧委員は、中国の「第12次五カ年規画」(2011~2015年、以下「十二・五」と略す)期間の最も大きな難題は、いかにインフレを抑制し、同時に経済の快速な成長を維持するかである、と語った。

 また、中国の未来の経済成長は、主に自主開発・イノベーションと内需の拡大にある。現在、中国の安価な労働力の時代は、過ぎ去ってもとに戻らず、企業の競争力のレベルアップは自主開発・イノベーションと技術の進歩、産業のグレードアップによる。内需の拡大方面においては、まず社会保障の問題があり、国民の後顧の憂いを除く必要がある。現在、国民は、現金を使おうとせず、老後の生活保障、失業、子女の教育について心配している。中国は社会保障制度を確立し、国民のこれらの不安を取り除き、内需を拡大し、農民の収入を積極的に増やすべきである、と述べた。(張雪=文)

 

人民中国インターネット版 2011年3月10日

 

 
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