全国人民代表大会の代表である東方航空株式会社の劉紹勇理事長は、「2010年、中国の民用航空のフライト定刻発着率はわずか75%前後に過ぎず、約6000万人余りの旅客が遅延の影響を受け、直接的経済損失は十数億元に上った」と述べた。
劉紹勇理事長は「ここ数年来、空港の保障能力が向上し、飛行機の性能および人的管理能力も高められた。遅延の原因は空域が狭いことにある。昨年、フライトの遅延によって旅客と航空会社との間に生じた争事は激化の一途をたどった」と述べた。
劉紹勇理事長はすでにここ数年毎年空域の開放を提案しており、「現行の航空交通管理システムの改革は緊急課題であり、6000万人余りの利益につながっているばかりでなく、一つの民生問題でもあることから、政府に重視されるべきだ」と述べた。
「中国国際放送局 日本語部」より2011年3月11日
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