香港フェニックステレビ記者
第11期全国人民代表大会第4回会議のニュースセンターは11月午前、「通貨政策と金融問題」をテーマに記者会見を開いた。人民銀行の周小川行長、胡暁煉副行長、劉士余副行長、人民銀行副行長兼国家外為管理局局長の易綱氏が会見に出席し、メディアの取材に応えた。
香港鳳凰衛視(フェニックステレビ)記者:最新のCPI、PPIのデータをみると、インフレ期待は市場の予測を越えた。今後中央銀行は為替レートあるいは金利政策を用いて、住宅価格や食料価格などの高騰を抑制していくのか?
周小川行長:インフレ観測は現在、当面弱まっている。12月、1月、2月のCPIをみると高い水準で推移しているように見えるが、インフレ水準は現在総じて落ち着いている。中央銀行はどの利用可能なツールの利用も排除せず、具体的な経済動向と市場の流動性により、具体的な状況に応じて同のツールを利用するかを判断する。
通貨政策ツールは主に経済成長、雇用、インフレ、国際収支のバランスを対象としている。
これら政策は資産価格に影響を与えるが、資産価格への影響は比較的複雑で、一部の政策は資産価格に直接影響を与えるが、多くの影響は間接的なものである。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年3月11日
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