日本で大地震とそれに伴う大津波が発生した後、江蘇省泰州市出入国検査所は、管轄内にある日系企業や日本船籍乗組員を積極的に訪問し、高い品質・効率を備えた通関サービスの提供に努めているという。人民日報海外版が伝えた。
同検査所は、優秀な警察チームを選抜・派遣し、金江電子や揚子造船などの日系企業や日本への定期船を運航している埠頭会社を訪れ、出入国検査業務に関する要望を迅速に調査・把握し、通関手続を簡略化することで船舶通関の利便化を図った。また、日本籍船舶乗組員が帰国する際の「緑色通路(税関無申告通路)」を開設し、埠頭に滞在している日本船員に対する調査を実施、地震で近親者に犠牲者や負傷者が出た船員については、医療スタッフを派遣して心理的ケアを行った。同検査所はさらに、災害緊急支援基金を立ち上げ、困難に見舞われた船員に対する物資面での援助も実施した。現時点で、日本籍船舶5隻の乗組員34人が支援を受け、17人が「緑色通路」を通って日本に帰国した。
「人民網日本語版」より 2011年3月21日
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