日本の読者を対象に一九五三年からは発行している『人民中国』雑誌社には、取材、交流など多方面で日本と日本人にお世話になったOB・OG,現役社員が多数います。彼らのお見舞いと励ましの言葉をまとめてお届けします。
沈文玉(元社長) 中日両国は一衣帯水の隣国で、長年にわたって困難な時には互いに支援と協力をしてきました。このような光栄な伝統を今日まで引き継いできました。
私は「人民中国」の元社長で、これまで少なからぬ日本の方たちと友好的なお付き合いをしてきました。今、私は中国の北京に身をおいていますが、心は日本の方々とつながっています。ぜひ日本の方々が団結して困難を克服し、より良い生活ができるよう祈っています。
孫占科(定年退職 ベテラン記者) 『人民中国』は1953年の創刊以来、すでに60年近くの歴史があり、日本には多くの読者がいます。個人的にも多くの方々とお付き合いがあり、いわば親戚のようにお互い尊重し合い、助け合ってきました。今回日本がこのような大きな災害にあったのを見るのは本当に忍びなく、自分が被災したような気持ちです。日本の方々が心を奮い起こして、この不幸と災難に立ち向かって欲しいと願います。
于明新(前社長) 日本に大地震がありました。本当に驚いています。私は1980年代から約10年間日本に駐在していました。地震のあった東北地方にも何回もお邪魔しています。地震と聞いて、古い友人との思い出が走馬灯のように目の前に浮かんできます。早速、友人に電話し、みなさんの元気な声を聞きうれしく思いました。連絡の取れなかった方も、無事でありますよう心から願っております。また、原発の事故をテレビで見ました。日本住民が一日も早く、苦難を乗り超えて、元気にいい日本、いいふるさとを築きあげてもらいたいと思います。なくなった方々のご冥福をお祈りいたします。
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