中国企業、62Mポンプ車を日本へ無償提供

 

上海税関は21日、「緑色通路(無申告税関)」を開設し、三一重工有限公司が日本に無償で提供するアーム長62メートルのポンプ車の通関に便宜を図った。

価格100万ドル相当のポンプ車は、東日本大震災によって放射能漏れ事故が発生した福島原子力発電所の緊急修理に対応するため、22日に「蘇州号」で上海港から大阪に向け出発した。

上海税関によると、大震災発生後、同税関は貨物の通関と旅客の出入国検査の現場で、日本向け支援物資や日本に向けて出発する旅客を対象に、通関の便宜を図っているという。通関・出入国検査の現場では、専門窓口を設けて各種問い合わせに応じ、当番の窓口は支援物資通関申請を受け付け、受理後ただちに処理を行い、優先的な取扱に努めている。支援物資は、懐中電灯、日よけテント、枕カバー、掛布団、食品、薬品、毛布などの生活物資やディーゼル・オイル発電ユニットなどの緊急設備。

 

「人民網日本語版」より 2011年3月22日

 

 
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