私は北京にある中国人民大学の学生団体「桜花社」部長の趙暁彤です。
3月19日、桜花社は中日学生交流会を開催し、わが校の日本語学科の学生と北京の日本人留学生合わせて50人余りが参加しました。交流会の席上、まず東日本大地震を振り返るビデオを見て、その後災害で亡くなった方々に黙とうしました。
私たち桜花社は、日本で地震と津波という災害が発生したことに強い関心を持って推移を見守ってきました。その後、テレビなどメディアの報道を通じて今回の災害が非常に深刻なものであることを知り、自分が被災者の方々のために少しでも力になりたいと思いました。桜花社は中日交流を主な目的とする学生団体です。今回の交流会の開催は、私たちこうした時に中日交流のために小さな力でも少しでもできることだと考えています。
私たちは、先生や学生のサインと寄せ書きをした横断幕を北京日本留学生会の馬鴻志会長に手渡し、私たちの日本の人たちへの災害に対するお見舞いと復興への激励としたいと考えました。このほか、学生たちは千羽鶴を折り、ビスケットなどの食品を提供しました。私たちの気持ちを被災地の方々に届けていただけるよう希望します。
北京日本留学生会会長 馬鴻志
中国の学生のみなさんが日本人のために、思いがけないサプライズ・パーティーをしていただいたことは、とてもありがたいことだと感謝しています。なにより、本来は交流会という目的の集まりなのに、被災地の方々のためにいろいろな物品を持ち寄ってい送っていただけるということで、現地の人々もきっと助かると思います。インターネットのメールやチャットでも「心配しているよ」とは伝えられますが、その上こうして面と向かって励ましの言葉をいただき、なおかつ食品まで送っていただけるということで、その気持ちはとても素晴らしいものだと思います。私は、この会に毎回参加していますが、今回初めてこういった体験ができ、ほんとうに参加してよかったと感じています。
中国人民大学新聞学院 伊達絵美
今日は驚き感動しました。会長の話からただ交流会を開催するだけと思っていましたから。それが、こんなに多くの活動があり、日本の被災者の方々に多くの食品を送っていただけるということで、ほんとうに驚き感動しました。さらに、今日のこうした交流会を通じて多くの友だちができたことは、私をもっと感動させてくれました。
中国人民大学日本語学科 羅凌寒
今日、私の心はとても重いものでした、特に黙とうを捧げた時にはそうでした。地震の影像を見るのは本当につらいことでした。私は司会者として、まず感じたのは緊張でした。なぜなら、目の前はみな日本人で、私の日本語は正確だろうかと心配だったからです。でも映像を見て、最後に「がんばれ」の文字を見た時、私はやはり感動しました。未来には光があり、みんなが努力していて、きっとこの困難に打ち勝つことができると思ったからです。
人民中国インターネット版 2011年3月23日 |