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日本大震災の被災者を支援しようと、北京のベルギー大使館で26日に開かれた震災チャリティー |
東日本大震災の被災者を支援しようと、北京のベルギー大使館で26日、震災チャリティーイベントが開かれた。中国人や日本人、欧米人ら約1200人が参加、約54万元(約671万円)の収益金は日本赤十字を通じて届けられる。
チャリティーでは、日本舞踊の披露や二胡の演奏が行われたほか、バザーや折り紙のコーナーも設けられ、被災者に応援のエールを送った。チャリティーに参加したデンソー中国法人に勤務する邱さんは「少しでも中国人の気持ちを届けたい」と語った。
発起人は北京日本人会婦人委員会の福西律子委員長と阪神大震災を体験したベルギー中国大使夫人の顧菁さん。福島県相馬出身の福西さんはテレビを見て、あまりにも変わったふるさとの姿に、「泣いている場合ではない、何かしなければならない」と、今度のチャリティー開催を呼びかけた。「中国の方から多くの寄付金をいただいた。日中両国には政治的な問題があるかもしれないが、一人の人間として、人間と人間の協力をしていただいたと思っている」
父が中国人で母が日本人という顧菁さんは1995年、ベルギーの大阪総領事館員だった夫とともに神戸に住んでいた時、阪神大震災で被災した。「神戸が復興したように、日本はきっと立ち直り、もっと暖かい人間になれると思う」(王征=文 写真=井上俊彦)
人民中国インターネット版 2011年3月28日 |