中共建党90周年記念映画『建党偉業』(監督:韓三平、黄建新)が15日に全国で封切られた。歴史を題材にした商業国策映画である『建党偉業』には人気俳優が勢揃いし、迫力あふれるシーン、壮大な歴史絵巻、歴史上の人物の斬新な描写といった要素が詰まっている。
■人気俳優100人以上が出演
3年前の『建国大業』には中国映画で初めて170人以上もの人気俳優が出演。興行記録を塗り替えたこともあって「オールスターキャスト」モデルはその後も続いた。今回の『建党偉業』では人気俳優108人が出演。顔ぶれは若返り、若手俳優が重要な役割を演じている。
黄建新監督は「この作品のストーリーでは若者を中心に据えている。当時まだ毛沢東、周恩来、朱徳らは無名の若者だった。あの時代、まさにこうした勇敢な若者が歴史の舞台に立ち、中国を徹底的に変えたのだ。別の視点からは、こうした若手俳優が出演することで、より多くの若者に映画館に足を運び、先輩達の情熱的な青春に注目してもらうことができる」と説明する。
■ハリウッド映画に匹敵する迫力
若手出演陣以外に、「五四運動」「護国戦争」などの迫力あるシーンも注目されている。「五四運動」ではエキストラ800人以上が出演。「護国戦争」ではハリウッド式の戦争シーンが見られる。このシーンを監督した沈東氏は「当時われわれはハリウッド映画のように接近し、朱徳の個人としての魅力を描き出す考えで一致していた。己の力を頼みに戦役に勝つ、しかもこれに迫力あふれるシーンが加わる。観客は興奮するはずだ」と指摘する。
「人民網日本語版」 2011年6月17日
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