中国共産党党史文献の専門家でもある中央文献研究室の陳晋副主任は4日北京で、「中国共産党が過去の経験を総括することは、今後の有効な発展の手段を摸索し、党の先進性の構築を推進および強化することに繋がる」と指摘した。
中国共産党中央対外連絡部はこの日、胡錦涛中国共産党中央総書記が中国共産党創立90周年祝賀大会で発表した講話について、ブリーフィングを行った。各国の中国駐在大使館から158人近くの外交官が参加した。
外交官からの質問を受けて、陳晋副主任は「中国共産党は常に自らの党構築に気を配っている。先進性を維持する手段は、胡錦涛総書記が講話で打ち出した4つの方針を堅持することにその鍵がある。まず第一に、思想を開放し、事実に基づいて真実を求め、時代と共に前進すること。第二に、人民に奉仕し、人民を拠り所とすること。第三に、能力と人柄に基づいて人材を採用し、広く人材誘致すること。第四に、党管理を厳格に実施すると共に、党内部に存在する問題を直視し、直ちに解決すること。これらの方針を確実に実施し、そして新しい歴史条件の下で強化していくことにより、今後中国共産党は引き続き大きな発展を遂げるだろう」と述べた。
また、陳晋副主任は「改革解放、現代化建設、そして経済のグローバル化という背景の下で、科学技術は中国の特色ある社会主義の建設においてますます重要な役割を果たしている。中国共産党もまた、人材不足という問題に直面していることから、『能力と人柄に基づいて人材を採用し、広く人材誘致すること』とは、即ち中国全土の人材を党に集結させ、人材の充実を図ることの必要性を示している」と強調した。
「中国国際放送局 日本語部」より 2011年7月5日
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