アドバイス/最新情報
■延安革命記念館
延安市宝塔区王家坪
8時〜18時(冬季は8時半〜17時)
年中無休・無料
電話(0911)8213666
■延安市内の革命史跡
開門はいずれも8時〜18時(冬季は8時
半〜17時)。身分証(外国人はパスポート)
を見せれば、いずれも無料
鳳凰山麓中共中央旧跡
延安市宝塔区中心街南
(延安賓館南300メートル)
電話(0911)2115727
楊家嶺中共中央「七大」旧跡
延安市宝塔区楊家嶺路
電話(0911)2385511
棗園中共中央書記処旧跡
延安市宝塔区棗園鎮
電話(0911)2852223
王家坪中共中央軍委・八路軍本部旧跡
延安市宝塔区王家坪
電話(0911)2335979
■宝塔山
延安のシンボルとして有名。夏季は早朝6時に開門。夜には宝塔がライトアップされるため閉門は21時。冬季は7時半〜18時。入場料は65元。現存する塔は明代のもので、八角九層。高さは44㍍。北門から登ることができ、入塔料は10元。門には「俯視紅塵」(俗世を見下ろす)の額がかかる。山上からは延安市内が一望でき、多くの観光客でにぎわう。南麓には「日本工農学校」の旧跡が保存されている。抗日戦争期に日本軍の捕虜が学んだ学校で、教科は政治常識、政治経済学、時事問題、社会発展史。学生は抗日戦の前線に赴いて日本軍に日本語で「戦争反対」を呼びかけるなど八路軍と行動をともにした。抗日戦勝利の1945年に閉校。
■清涼山
山下から山上にかけて寺院や道観が建ち並ぶ。麓には新華通信社、延安新華放送局、『解放日報』社、『辺区群衆報』社、中央印刷廠、新華書店などがあった窰洞が残り、登山口山門の向かいには清涼山新聞出版革命記念館が建つ。清涼山の入場料は30元。新聞出版記念館の入館料は40元。記念館の展示からは、延安ではどのような報道・出版が行われていたのかを知ることができ興味深い。展示されていた「なぞなぞ」は次のようなもの。 良い友だちがいます/足はないのに/七日に一度やってきて/話し出したらとまらない/あちこちのことを話してくれ/中身も充実/この友だちと仲良くなると/あなたもきっと進歩します。
答えは『辺区群衆報』。解放区の人々に読まれたこの新聞が週刊紙だったことが分かる。
■保安炮楼山窰洞(保安革命旧跡記念館)
延安市志丹県保安鎮47号(官井巷東)
8時〜12時 14時半〜18時
年中無休・無料
電話(0911)6623507
炮楼山の麓に一列の窰洞が並ぶ。向かって左から張聞天、秦邦憲、周恩来らの住まい、会議室や護衛用の部屋をはさんで、毛沢東、王稼祥の住まい。
中央紅軍は1936年7月3日に保安県に入り、翌年1月10日に保安を離れ延安に向かった。
観光メモ・延安
【延安】 アクセスと市内交通
延安へは西安と北京から毎日、直航便が飛ぶ。上海からは月、水、土の週3便。鉄道は、西安、北京、上海から。北京発の夜行寝台は北京西駅20時03分発と20時48分発の2本。それぞれ翌朝5時2分、5時49分延安着。「軟臥」(コンパートメント4人部屋)の下段が352元。上段が337元。「硬座」と呼ばれる普通座席だと125元だが、9時間の旅になるので、なかなかキビしい。
延安市内の移動は公共バスかタクシーで。バスは十数路線があり、市内をカバーする。交通地図を買えば、市内の各史跡・名所にバスで行くことも可能。市内は一律1元。タクシーは初乗り5元。1㌔ごとに1・2元が加算される。3㌔乗れば、8・6元になるが、1元未満は切り上げされて、料金は9元に。市内ガイドも兼ねた運転手さんも少なくなく、親切にさまざまな情報を提供してくれる。
延安を起点に、黄河最大の滝として有名な「壷口」のある壷口鎮、黄帝陵のある黄陵県などに直行する長距離バスが出る。私たちは「東站」ターミナルから出る志丹県行きのバスを利用したが、始発は7時20分。30分に1本の間隔で発車する。到着バスターミナルで帰りのバス発車時刻を確認してから、目的地での行動スケジュールを組むようにしたい。タクシーを一日「包車」(貸切)するのも一案。延安での相場は、200元〜250元だった。
延安名物 なつめ
棗は中国北部の原産で、山東省、河北省、山西省、陝西省などで盛んに栽培される。陝北の棗は「狗頭棗」と呼ばれ、延安の代表的な土産品。赤黒く熟した実は、大きなものになると鶏卵大にも。先がこころもち細く、上部が丸い実の形が犬の頭に似ていることからこの名で呼ばれるようになった。陝北には樹齢60年以上、樹高10㍍を超す棗の木も少なくなく、6月につけた緑色の目立たない花は9月には赤い実になり、10月、赤黒く熟す。
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延安名物の「狗頭棗」 |
まだ青い実はさくさくとして甘酸っぱく、生食するが、干した実は中華料理の食材としてさまざまな料理に使われる。漢方の生薬としても用いられ、生姜(ショウガ)と併用すると滋養強壮の作用が高まるとされる。私たちが訪れた7月1日には、棗園の棗はまだ青い小さな実の段階だった。
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