日本――私があなたに言いたいこと

大連大学 畢利文

 日本語を勉強し始めたとき、堅苦しいしきたりとか規則とかに面倒くさいなと思いました。でも、好きになる一方で、日本語はほんとに面白いと思うようになりました。特に、いろいろなドラマを見てからこそ、本場の日本語を味わいながら感動をうけました。日本人に言いたいことがあるかと聞かれれば、絶対にあると答えます。

初めて日本のことを接触した時、やはり戦争からでしょう。なんかよくないイメージを持っていました。しかし、今私は中国人の大学生だから、冷静的に、客観的に問題を考えなければなりません。戦争なんかもう昔のことになりました。現在の世の中は平和を求めており、美しい生活を作るために存在しているといっても過言ではありません。というのも、現在、地球村の中で、国々は触れ合いしないと発展することはありえないでしょう。ですから、各国の相互理解も大事なことになりました。

まず、日本人にいいたい言葉は「中国へようこそ」。なぜかというと、皆さんがご存知のように、五千年をわたって輝いている悠久な歴史を持っている中国はいつまでも、微笑で友人を迎えます。中国人の学生として、いろいろでえらいことを紹介したいと思っています。私から見れば、もし中国にきたら、見にいかなければならないところがあります。一番は非常に景色のすばらしい雲南省を迷わずにあげます。その美しさは人をうっとりとさせて、自分の存在を忘れてしまう程度です。自然に自分の心を開いたら、自然もきっと扉をひらくでしょう。私は二年前に、大理に行ったことがあります。その記憶は一生の宝物として大切しようと思います。そして、雲南省の豊かさに追いつかないけれども、江南地方も名所なのです。

普通は水のあるところは霊妙な感覚になりやすいです。江南地方はそうです。そこの空気、川、水、古い町、石など、すべての物は心を癒し、気持ちを落ち込ませる働きがあります。想像してみませんか。小船を乗って、沿岸の古い家を楽しむことは夢みたいものではないでしょうか。おそらく、それは才能のある人々がここに心を傾ける要因でしょう。例を挙げると、「雨巷」という詩歌が一番の代表に違いありません。要するに、広い国土を持つ中国では、赤みたい熱情のある町もあれば、黄色みたい明る地方ちもあります。大家族の中では、56民族は助け合いつつ、生きています。踊り好きのタイ族、親切であるモンゴル族、鮮やかな衣装を着るミョウ族など、それぞれ特徴があります。ですから、見る価値があります。数えても、数え切れないでしょう。

もし、皆さんは中国に来たら、決して後悔することはないことを信じています。私たちは皆さんのご来中を楽しみにしていますよ。

では、参観に値するところは言いましたが、古代から残っている優秀文化もいっぱいあります。孔子先生といえば、誰も聞いたことがあるでしょう。その作品「論語」は何種類も訳されていますし、国内外で人気がある本になりました。そんな注目を浴びていることは、私たち中国人にとって、非常に光栄だと思われています。

伝統的芸能として、「唐ごま」という遊び方があります。残念なことに、私はしたことがなっかたのです。それから、四川省にして見える本場の芸能、すなわち、面を早がりさせることもかなり人気がありますよ。また、農村には、お年寄にしてできる切り紙細工も特別で、春節のとき、さまざまな切り紙ものが窓に、壁に貼っていきます。もしも、その飾り物がなかったら、節の雰囲気も盛り上がらないでしょう。ただ、このようなことは、少しずつ変わっていき、現代の流行要素も含まれて、もっと巧みなものを作るはずがあるらしいです。

知らず知らずのうちに、日本のことは少しずつわたってきて、中国とは違っている文化も了解しました。もっとも感心したのは日本人の礼儀正しさです。現実の中でも、ドラマの中でも私は、ずっと感動を受けています。一年前、長崎のある女子学校の実習生がうちの大学に自習にいらしゃいました。先生が指示したとおり、私は「ガイド」を担任させました。彼女たちの世話をすることになりました。もともと、「私、できっこないわ」と思ったが、彼女たちの優しさは私を励ましました。その一か月間、すごく楽しく過ごしました。後悔でも、残念でもありませんでした。最後の日に、涙が溺れている私たちは、メールアドレスを交換しました。今までも、連絡しています。永遠の友よといわれて、うれしくてたまりませんでした。もし、将来、機会があれば、ちゃんと捕まえて、日本に行きたいと思っています。

また、うちの大学の日本人の先生からも、いろいろと勉強になりました。二年生になったとき、先生たちとおしゃべりすることは好きになりました。知らず知らずのうちに、日本語ももっと上手になった着て、ほんとうに感謝します。

ある自習の先生はそろそろ日本に戻ることになりました。「日本にいても、中国にいても、私たちはある見えない輪でつながっています。どこに行っても、皆さんはその輪の一部として重要ですよ。」先生はそういいました。確かに、輪があるでしょう。見えなくても、心に定着しています。では、その輪をもっと広く、もっときつくなるように頑張りましょう。

 

 
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