中国の温家宝総理は12月25日、北京で、中国を公式訪問している日本の野田佳彦首相と会談した。
温家宝総理は「野田首相は初めて中国を公式訪問する民主党の首相だ。あと数日で中日国交正常化40周年となる2012年を迎える中日両国にとって、今回の訪問は非常に重要な意義がある」と評価した。
また、温家宝総理は会談の中で、「双方は中日関係や、ともに関心の高い重大な問題について意見交換する。今回の交流は誠実で深く、そして疑いを解き、共通認識をまとめる役割がある。中日両国は歴史を鏡とし、未来に向け、平和、友好、協力・発展にともに努力する積極的なメッセージを両国の国民と国際社会に伝え、中日戦略的互恵関係が積極的に進展するよう推進する」と述べた。
野田首相は「来年は日中国交正常化40周年の節目の年を迎え、両国の戦略的互恵関係を一層深化させるため、日中両国の全ての分野において交流を推進したい」と話した。また、「朝鮮半島の平和と安定の維持は日中両国の共通利益で、日本は朝鮮半島に関連する問題についても真摯に意見交換したい」との意向を表明した。
「中国国際放送局日本語部」より 2011年12月26日
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