1980年代から中国は10回近くパンダを野生に戻す試みを行っているが、その結果は好ましいものではなかった。採食能力、生存能力の向上と適応性がその成功の鍵だといえるだろう。
時間 |
野生化地点 |
野生化パンダ |
結果 |
1983 |
臥龍 |
珍珍(ジェンジェン) |
もとの巣に戻る |
1984 |
臥龍 |
樺樺(フアフア) |
もとの巣に戻る |
1984 |
臥龍 |
貝貝(ベイベイ) |
もとの巣に戻って2ヶ月後死亡 |
1985 |
青川 |
西西(シィシィ) |
行方不明、死亡と推定される |
1991 |
臥龍 |
三山(サンシャン) |
もとの巣に戻る。4ヶ月で体重25キロ減 |
1994 |
蘇州 |
白雪(バイシュエ) |
飼育場に連れ戻す。3ヶ月で体重11キロ減 |
1997 |
宝興 |
|
傷と病を得て碧峰峡で救助され、飼育に戻す |
2005 |
龍渓虹口 |
盛林1号 |
野外で正常に生活 |
2006 |
臥龍 |
祥祥(シャンシャン) |
食物の争いののち倒れて死亡 |
2009 |
石綿 |
ルゥシン |
野外で正常に生活 |
|