博鰲(ボアオ)アジアフォーラムが発表した最新の報告書『アジア経済体競争力2012年度報告』と『アジア経済一体化レベル2012年報告』によると、世界経済におけるアジア経済の地位は益々強大なものとなっており、世界経済の成長を牽引し、勢力図を塗り替える上で重要な役割を担っている。
アジアは国際金融危機の打撃を受けつつも、目覚しい成長傾向を保っている。アジア開発銀行が発表した報告書『アジア経済観測』によれば、東南アジア諸国連合(ASEAN)、中国、中国の台湾地域、中国の香港地域、韓国を含むアジア経済体は2011年、依然比較的高い経済成長率を維持している。ASEAN四大中等所得の経済体であるインドネシア、マレーシア、タイ、フィリピンの経済成長も悪くない。
2012年、世界経済の注目は依然、新興市場に集まっている。スイス銀行財富管理研究部アジア太平洋地区主任浦永灝氏によると、政策余地及び構造的要素などのおかげで、中国を代表とするアジア経済体は全世界の「成長のオアシス」となることが期待できる。
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