中国の李克強副総理は4月1日午前、海南省のボアオで、博鰲(ボアオ)アジアフォーラム2012年年次総会に出席したイランのモハマドレザ副大統領、タイのキティラット副首相とそれぞれ会談した。
李副総理はイランのモハマドレザ副大統領に、「近年、中国とイランは、ハイレベルの交流が頻繁であり、実務協力も安定して推し進められている。文化交流も日に日に密接になり、外交問題でも良好な意思疎通がなされている。中国はイランと共に努力し、政治、経済、文化などの分野での協力を強化し、地域と世界の平和と安定を推進していきたい」と述べた。
モハマドレザ副大統領は、「イランは、中国とのハイレベルの相互訪問を維持し、経済貿易、文化、外交問題などの分野で協力と交流を深化させたい」と述べました。
タイのキティラット副首相との会談で李副首相は、「中国はタイとハイレベルの相互訪問を維持し、戦略計画を強化し、経済貿易、金融、インフラ、新エネルギー、防災などの分野で協力を深化し、中国とタイの関係を絶えず発展させていきたい。タイはASEANの重要な一員であり、中国はタイと親密な関係を保ち、中国とASEANの戦略的パートナーシップを深化させ、共に東アジア地域の安定を守り、経済発展を促し、長期的な繁栄を実現させたい」と述べた。
キティラット副首相は、「タイは、両国のハイレベルの交流を更に推し進め、中国への貿易規模を拡大させ、とりわけ双方の農産品貿易、災害復興、交通施設などの分野での協力を強化したい」と述べた。
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イランのモハマドレザ副大統領(左)と握手する李克強副総理 |
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タイのキティラット副首相(左)と握手する李克強副総理 |
「中国国際放送局 日本語部」 2012年4月2日
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