1日午後、海南省政府はボアオで記者会見を開き、譚力副省長が海南国際観光島建設に関するここ2年間の発展状況を紹介した。
2010年、海南島は「国際観光島」として、ノービザ ・免税など観光産業の推進優遇策を適用された。昨年11月から、海南省政府は陵水と黎安を国際観光島の先行試験区とした。文化産業に力を入れ、10年かけて2つの地区を臨海観光都市の発展モデルとし、世界的な一流リゾート地にするのが目標となっている。
譚力副省長の報告によると、2011年、海南省を訪れた国内外の観光客は去年同期比で16%増となり、のべ3001万人に達し、観光業収入は去年同期比25.8%増の324億元となったという。
また、今年の春節期間中に、ホテル代や食事代の高騰、いわゆる「ぼったくり」の多発など観光客からの苦情がメディアに多く報じられたことについて、譚力副省長は「2年間で海南島を訪れる観光客が激増したが、その数に対応できるインフラ建設などはまだ進んでいない。民間の各界からもう少し時間をいただき、観光サービス業を更に改善し、基礎施設の完備した国際観光島になるため努力していきたい」と話した。
「中国国際放送局 日本語部」 2012年4月2日
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