中国の李克強副総理は2日に海南省のボアオで、「工業化、都市化と農業の現代化を示す『三化』を推し進めることは、中国現代化の必然の道であり、経済のモデル転換と構造調整や内需拡大における戦略的な措置だ。これは中国の第12次五ヵ年計画のみならず更に長い期間にわたり、経済の迅速な成長を促し、発展の質と効率を向上させる動力になる」と強調した。
李克強副総理はボアオ・アジア・フォーラム2012年年次総会の開幕式で基調演説を行い、「都市化は中国の内需拡大における最大の潜在力で、去年、都市部の人口は50%を超えた。1ポイント上がれば、1000万人以上の農村人口が都市部へ移住することになり、大きな消費と投資のニーズが生まれるだろう。また工業発展のレベルアップやサービス業発展の加速化を促し、それが経済構造における比重を向上させ、内需の拡大に力強い産業サポートや雇用創出を提供することになる。さらに、食料安全の保障、生態環境の保護、現代農業の発展は内需拡大に強固たる物質的な基礎を固めるだろう」と述べた。
「中国国際放送局 日本語部」より 2012年4月2日
|