4月2日の夜、博鰲(ボアオ)アジアフォーラム2012年年次総会の晩餐会が行われ、周文重事務総長、福田康夫理事長と参加者の代表たちが出席した。
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晩餐会でスピーチをしている福田康夫理事長 |
福田康夫理事長は大会のテーマ「変革する世界におけるアジア 健全で持続可能な発展に向けて」をめぐってスピーチを行った。「現在、アジアでは192か所の自由貿易協定区が締結され、毎年増え続けている。地域の経済提携を更に推進させ、アジア一体化のプロセスを加速させることはもちろん、『売り手よし、買い手よし、世間よし』、売り手と買い手だけではなく、その取引が社会全体をも利するという「三方良し」精神をアジアに普及させるべきだ」と強調した。
また、CRI記者の取材を受け、「『三方よし』を世界で進めていくには「思いやり」が必要である。もう1つのキーワードは『絆』。世界の色々な国々がお互いに好意を示し、そしてお互いに心と心がつながり合えば、『三方良し』という関係を実現できると思う」と話し、世界でも「三方良し」を進めていく自信を示しました。
このほか、「日中国交正常化40周年の今年に、良い日中関係を促進するには、政府も国民もお互いに信頼し合わなければならない。僕の頃は割合に日中関係が良かったと思うが、国民が反発し合うと、日中の友好関係を維持するのは非常に難しい。そういうことにならないように、国民と政府がお互いに相手の立場を十分に理解しなければならない」とより良い日中関係を実現するためのポイントを指摘しました。
「中国国際放送局日本語部」より 2012年4月3日
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