浙江省・静岡県友好提携30周年記念式典が開催

 

記念式典であいさつする夏宝龍省長 記念式典であいさつする川勝平太知事

4月4日午後、浙江省・静岡県友好提携30周年記念式典が静岡コンベンションアーツセンター・グランシップで開催された。川勝平太・静岡県知事、夏宝龍・浙江省省長、程永華・中華人民共和国駐日本国特命全権大使、植田徹・静岡県議会議長、栗原績・静岡県日中友好協議会理事長が同式典に出席し、それぞれあいさつを述べた。

記念式典で行われた両省県多分野にわたる協定の調印式

夏宝龍省長は、「浙江省と静岡県は1982年に友好提携関係を結んで以来、経済貿易、科学技術、文化教育、観光、青少年交流など幅広い分野で活発な交流を展開し、実り豊かな成果を収めた。今年は両省県友好提携30周年、また中日国交正常化40周年に当たる。両省県はさらに経済貿易の互恵関係を強化し、対話・協議を推進し、友好交流を発展していきたい」と語った。

浙江省から贈られた記念品「瓯塑」の前で握手する夏宝龍省長、川勝平太知事、植田徹議長

川勝知事は、「友好提携以来、両県省が長年にわたって培ってきた交流は、日中両国間の関係を補完する地方自治体の交流のモデルといわれ、静岡県は2010年、『対中国友好都市交流提携賞』も受賞した。友好提携30周年を迎えた今年が、両県省のさらなる発展に向けた新たな出発点となることを心から祈念」と述べた。

 

グランシップ6階の展示ギャラリーで開催された「浙江省の四季と歴史」写真展。浙江省の写真家が撮影した同省の四季、歴史的移り変わりを撮った写真約70枚が展示されている。

記念式典では、文化、医療衛生、経済、教育など浙江省と静岡県間における分野別協定の調印式も行われ、交流や協力の更なる強化について合意した。

ツインメッセ静岡で開催された「浙江・静岡名品展覧会」

エントランスブース展示、杭州『霊隠銅殿』の模型(読者より写真提供)

紹興酒を買い求める参観者たち(読者より写真提供)

 
「2012浙江-静岡友好観光年」のスタートボタンを共に押す夏宝龍省長(右)と東郷和彦・静岡県対外関係補佐官

浙江省・静岡県友好提携30周年を記念するため、夏宝龍省長を団長とする浙江省代表団一行550人は4日~9日、静岡県を訪問する予定。期間中、「浙江省の四季と歴史」写真展、浙江省・静岡県名品展覧会、「2012浙江-静岡友好観光年」両省県観光業界交流大会などの関連イベントが県内で開催される。(文=段非平 写真=単涛)

 

人民中国インターネット版 2012年4月5日

 

 

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