二連通商港:貿易交流を促進し、モンゴル国とロシアの物流を担う

 

3月28日午後、「2012年内蒙古・香港経済貿易協力イベントウィーク」前期取材団は、中国―モンゴル国境地帯にある最大の通商港都市エレンホトで取材を行い、温州国際商城と浩通鉄路物流園を訪れた。

温州国際商城:通商港の対ヨーロッパ、モンゴル貿易を促進、エレンホトの経済成長に活力を注ぐ

温州国際商城

何さんと子供たち

温州国際商城のなかで、江西省戸籍の1980年代生まれの女性、何雅琳さんは、夫とともにウール、カシミア製品の卸売りと小売業務を手がけている。何さんによれば、ゴビの義務市場から引っ越して以来、すでに5年が過ぎた。一年の賃貸料は、7万元、お客の多くはモンゴル人で、毎年3、4月はビジネスは比較的低調、1月、5~8月は販売のピークシーズンだ。一部のモンゴル人は、直接北京の服装市場で仕入れをするようになっているが、全体的にみれば店の営業額は一定の成長を保っている。

なぜ内蒙古で創業したかの理由について、何さんは、子供時代に商売を手がける両親についてこの土地にやってきて、次第に自分の故郷となり、ここに落ち着いた、という。いまは聡明で可愛い息子と娘がいて、夫婦の商売もうまくいっており、家庭生活は幸せで安らかである。

二連温州国際商城は、エレンホト政府が2005年に投資招致をした重点プロジェクトで、総投資は8000万元、建築面積は5万平方メートル、現在、内蒙古自治区の最大の卸売り、小売が一体となった総合商業サービス機構で、主に服装、靴、帽子、家電、雑貨などを営む。

同市の工商局の関係責任者によれば、エレンホトは、通商港経済の創生に尽力し、商城の現在の店子は594軒、その約半分は内蒙古自治区、2割は江蘇省と浙江省、2割は西南部からで、毎年、税収500万元をもたらしている。去年の取引高は2.6億元、今年第1四半期の取引高は8000万元が予想される。

エレンホトの通商港の加速発展に伴われ、通商港の人の流れ、物流、流動資金の加速が促進されると同時に、温州国際商城に新しいチャンスをもたらし、通商港の対ヨーロッパ、モンゴル国などの貿易交流をさらに促進、レベルアップし、同市の経済社会発展に大きな推進作用となり、経済成長に新しい活力を注ぎ込んでいる。

記者に商城の状況を説明する同工商局の関係責任者

数々の珍しい商品

店舗のなかの未開封の貨物

浩通鉄路物流園 内蒙古の対外投資プロジェクト

浩通鉄路物流園は、鉄路国際物流園区にあり、エレンホト市政府が計画、建設中の鉱物物流園で、浩通エネルギー有限公司が総投資30億元をかけて建設し、面積は、6.9平方キロメートル、同市の創造する最大の鉄道物流園区である。

紹介によれば、同園の主要な役割は、内蒙古自治区の対外投資プロジェクトの受け皿である。これまでの数年、同区は対外投資工場建設、ボーリング調査、モンゴル国の鉱物商品の開発、ロシアの木材資源の輸入に対し投資し、現在これらの項目は生産ピークに入り、大量の資源が輸送を待っている。集散、雑貨、車輌物流業務以外に、同区は加工業も行う。

記者に対し基本的な状況を説明する浩通鉄路物流園の関係責任者

建設中の浩通鉄路物流園2期工程

人民中国インターネット版

 

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