新たな注目スポット 成都中心に「天府新区」

 

2011年5月、国務院は正式的に『成渝経済区区域企画』を承認し、この企画に基づいて「天府新区」を建設するよう明確に要求した。建設目標は、上海浦東新区の後に続いて国家級新区の設立を目指し、成都市の産業発展を促進すると共に、中国の西部全域の経済発展を後押しすることだ。

天府新区の総面積は1578平方キロで、全体的な位置づけとして、現代的な製造業をメーンに、ハイエンドのサービス業が結集し、産業・商業・居住の快適性を追求した国際的でモダンな新都市だ。

内陸部の門戸開放にあたり、天府新区は内陸部で欧州諸国やアジア諸国に対して門戸を開く上で、重要な役割を担っており、西部地域とグローバル経済・技術・情報・文化の交流及び協力の中心地だ。そのメーンとなるものは、ハイテク産業とハイエンド製造業の拠点だ。前者は電子情報産業を主力に、強くて大きな新エネルギー設備の製造、そして新材料、生物技術等のハイテク技術産業で、後者は自動車の研究開発及び製造を主力に、航空宇宙産業の発展、建設機械やエコ・省エネ設備等のハイエンド製造業。二つの拠点の生産高は一兆元以上に達する。

天府新区の建設目標は短期、中期そして長期に分かれている。短期目標は、2015年までに地区総生産額を2500億元以上に引き上げることだ。中期目標として2020年までに、地区総生産額を6500億元以上に伸ばし、長期目標は、2030年までに区内に設置した国際機構と本部の数を300カ所に増やすことだ。航空旅客数の年間輸送量は一億人に達し、地区総生産額は約1兆2000億元に達している。

 

 

人民中国インターネット版

 

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