————今回の写真集のテーマは「美しい中国　美しい日本」です。周局長におうかがいしたいのですが、なぜこのテーマを選ばれたのでしょうか？　選んだ写真によってどう読者にこのテーマを感じさせるのでしょうか？　読者にはこのテーマに対して共鳴してもらえるでしょうか？

周明偉局長 中日国交正常化40周年を記念し、多くの内容を展示することができます。例えば、中日国交正常化10年、20年、30周年から抗戦勝利60周年など重大な歴史的時期には、それぞれ違った形の写真集を出版してきました。今回発行された写真集『美しい中国　美しい日本』では、中日両国人民の視点から、両国の自然や歴史の美、文化の美や国交往来の美などを反映し、両国民衆の目に映る中日関係への期待を映し出しています。

生き生きとした写真を通じて、より多くの人にお互いの美を知ってもらい、お互いの美を味わい、お互いの美を好きになってもらいたいのです。最後に読者複雑に錯綜する中日関係の大きな環境のもと、より多く中日関係発展のプラスの面を見てもらいたいと思います。写真から相互尊重、相互理解、相互支持を見てもらいたい、正確に歴史を認識し正確に未来を確認する重要性を確認してもらいたいのです。お互いに相手の美を味わうことを通じて、お互いの美を知り、国民感情を深め、政治的相互信頼を強め、両国関係の平和な発展のために礎をさらに強固なものにしていきたいのです。

私たちは、この写真集の編集、写真選びにあたっては、日本人の目に映る中国、中国人の目に映る日本というアプローチによって「美しい中国、美しい日本」というテーマを説明することを非常に重視しました。例えば、写真集の冒頭には２点の作品を使用していますが、1点は中国の写真家が撮影した日本の富士山で、もう1点は日本の写真家が撮影した中国の長城です。こうした巧みな構成によって、読者に一種まったく新しい感覚とイメージを提供することができます。

私たちはこうした相互に相手の美を発見するという考え方は、日本側とコミュニケーションを取った最初の段階から彼らの肯定的な反応を得ました。多くの日本側専門スタッフが大いに賛成してくれ、中日双方はこの種の方式を通じて、より多く相手側の美を示し、より多くの相手側の美を認知するべきだというのです。このため、写真集制作過程全般において、共同通信社など多くの団体の支持と協力が得られました。私たちは、両国人民は中日関係の発展を重視し、健全で友好的な中日関係は両国人民の共通の願いを持っていると感じました。