滙泉湾東部にある「万国建築博覧会」と称される八大関は、中国で最も美しい五大市街地の一つと讃えられる。ここの花木は青々と茂り、環境は静かで趣があり、ロシア、イギリス、フランス、アメリカ、日本、デンマークなどの国の異なる風格の古い建築もある。単なる一般の土木工事ではなく、都市文化の創造であり、都市の歴史の中に受け継がれてきた芸術哲学でもある。
八大関は、もともと中国古代の有名な八つの関所に通ずる街道(山海関、嘉峪関、武勝関、寧武関、居庸関、韶関、紫荊関、正陽関)からの命名で、その後函谷関、臨淮関の二つの街道が加わったが、そう呼ばれている。
八大関の数百の庭院式の建築の内、ゴシック式尖頂、ビザンチン様式の山花、北欧の大傾斜屋根などが見える。中国建築要素も随所にあり、青島現地の花崗岩、玉砂利、有形と無形の間に東西の文化理念の交流と対話が滲み出ている。(王暁磊)
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