北京警察、市民に「理性的な愛国行動」を呼びかけ

 

北京の日本大使館前で16日、大規模な反日デモが行われ、1千人以上の中国人が、日本政府の「釣魚島(日本名:尖閣諸島)」国有化に抗議した。北京警察はこのほど、ミニブログに、「他人の合法的権益を損なう行為は法に基づき処分する」と書き込み、理性的な抗議を呼びかけた。新京報が伝えた。

16日昼ごろ、北京の日本大使館の前には、多数のデモ参加者が集まり、スローガンを叫び、抗議の意を示した。人民警察が、亮馬橋路中街の交差点から並んで警戒態勢を敷き、亮馬橋路の両側には警戒線が引かれ、道の南側には野次馬見物や写真撮影をする人が集まった。人民警察は、大使館前の道路を行進するデモ参加者の群れを引き離し、人でごった返して混乱が生じることのないよう警戒した。デモ行進は、亮馬橋路中街の交差点から始まり、亮馬橋路東街の交差点で折り返し、戻った。「釣魚島は中国のものだ!」「我々中国人の山河を返せ!理性的に島を守ろう!」。デモ隊は、大使館前まで来ると、大声でスローガンを叫び抗議した。時々、見物していた市民がデモ行進に入った。

北京市政府のミニブログによると、市交通管理部門は、午前9時から、亮馬橋路の交通管理規制を実施しており、一般車両は通行禁止となっている。警察は、日本大使館周辺道路と重要地点に重点的に警官を配置、市民に対し、愛国精神は理性的に表現するよう呼びかけた。昼ごろ、北京警察のヘリコプター1機が亮馬橋路上空を飛行していた。警察ヘリは16日、空中からの撮影と空中パトロールによる監視コントロール任務を行っていた。北京警察ミニブログは16日、市民に理性的な態度をとり続けるよう呼びかけ、デモの最中に他人の合法的権益を損なうような行為が行われた場合は、法に基づき処分すると警告した。

 

「人民網日本語版」 2012年9月18日

 

 

 
 

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